国際原子力機関(IAEA)はこのほど機関紙「IAEAと『リオ+20』(IAEA at Rio+20: Nuclear Technology for a Sustainable Future)」を発行し、その中で、「福島第一原発の影響で、原子力発電分野の成長は予想よりは鈍化してはいるものの、原子力発電は多くの国とって必要だ」と強調。「持続可能な発展と温室効果ガスの削減という2つの目標を達成するには核技術が不可決だ」と訴えた。
天野之弥事務局長は「私たちは、人口問題や加速する経済発展、資源枯渇などの問題を抱えている。私たちが思い描く未来を手にするためには核技術の一層の活用が不可欠だ」と述べた。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)