東北と若者をつなげる活動を行うNPO法人SET(岩手県陸前高田市、以下SET)は8月、地域おこしの担い手育成を目的とした、「Change Maker Study Program」を行う。同プログラムは大学生・大学院生を対象にした1週間の「地域インターンシッププログラム」。同プログラムに参加する学生たちは、1週間の滞在期間に、地域の課題を見つけ、その解決策を考え、実行まで行う。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
SETは、東日本大震災を機に、都内の大学生たちが立ち上げた団体。311以降、岩手県陸前高田市広田町を支援し続けてきた。同プログラムは2013年に始め、累計130人以上の学生が参加。そのうち4名が、同プログラムがきっかけで大学卒での移住を決意した。移住はしていないが、50名以上のメンバーが広田町に継続的に関わり活動している。
このプログラムがきっかけで、2017年春に移住を予定している石渡博之さん(青山学院大学4年)は、「広田町と出合って2年しか経っていませんが、ここでできた繋がりは、広田町から離れて自分の大学や地元に戻っても、心のどこかで大切に想う一生切れないつながりだと思います」と同町の魅力を話す。
実施にあたり、7月15日まで75名の大学生・大学院生を募集している。