保育士と親以外も子どもと関わる施設「asobi(アソビ)基地」が7月14日に表参道でオープンする。発起人の小笠原舞さんは「民間の子育て支援企画として、全国に展開していきたい」と述べる。

保育園に通っていない人でも、誰でもアクセスできる場所となる


アソビ基地では、いくつかのルールがある。
・大人も子どももみんなが平等で、一人の人間としての尊厳が保たれている
・段ボールや新聞などの素材での遊びを大切にし、子どもの探究心を育てる
・「発達心理学」が基本ベース

小笠原さんは保育士として働く中、育児不安についての相談をよく持ちかけられる。「家で自己主張が激しい」、「目を見て話をしない」などが多いという。そこで、もっと気軽に子育ての悩みや情報を共有できる場を作りたいと思い、この施設を考案した。

カナダのファミリーリソースセンターをモデルにしている。トロントでは、地元の大学機関と連携し、子育て支援の専門家や実践家を多く輩出している。移民が人口の半分を占めるが、母親の子育てに関する悩みは少ない。

ファミリーリソースセンターは、子育てに向き合う自信を与えていくことに重きを置いている。親が自分でも気づかなかった自分の特徴に気づき、子育てに自信をもって取組めるような自主参加型のプログラムや情報が得られる場所となっている。

小笠原さんは、「保育園、幼稚園で待機児童を解消という軸ではなく、 基本的な家庭支援が必要だと思った。様々な情報が飛び交っていて、教育方法が錯綜する中で、どんな教育を受けたとしても一番大事なのは『生まれてきてよかったんだよ』という自分の存在を認めてもらえること。『こども観』『家族観』を今こそ見直したいと思っている」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)


「asobi基地 vol.1」
日時:2012.7.14(土)11:00~17:00 ※出入り自由です
場所:表参道 C’s fort http://csfort.fumotoya.com/
料金:各自食事代

メンバー
・保育士 小笠原 舞 
まちの保育園 保育士 兼 オトナノセナカ共同創設者。 保育の現場に立つだけに限らず、すべての家族に平等な子育て支援を
するために、「こども未来プロデューサー」「child future center director」として保育士の専門性を社会に伝え、商品・サービス開発を手伝ったり、「asobi基地」を開催し実施することで、子育ての現場と社会を結ぶ役割を果たす等、新しい挑戦を続けている。

・こども精神科医 小澤 いぶき
新潟大学医学部医学科卒業後、研修医、精神科救急を経て、児童精神科医として、臨床に携わる。精神科専門医、精神保健指定医。様々な子ども達と出会う中で、臨床現場で感じた課題を、医療現場だけでなく、家庭を中心とし、教育、民間、行政機関などと連携し、地域で解消いけるような形を考えながら活動している。

・子育てアドバイザー 吉岡 佑珠
東洋英和女学院卒。専門は幼児教育・児童心理学・発達心理学。幼稚園教諭と保育士、両方の資格をもつ。東京都の私立・公立幼稚園に勤務の経験あり。子育て・保育アドバイザー思春期・家庭問題・親子関係のカウンセラーとしても活動中で、独自の手法によるセラピーを行う。http://air.ap.teacup.com/yuumi/