関西地域における、若者による社会イノベーション活性化のためのネットワーク・コミュニティ「KANSAI RISE(カンサイライズ)」の第3回イベントが、7月8日にOsakan Spaceにて開催される。詳細は事前にホームページに紹介され、登録者にはメーリングリストでも告知される。

第二回関西ライズの様子。およそ50人が集まった。


関西RISEは「夢を集めて、皆でイノベーション。社会をアップデート」をコンセプトに、2012年4月に関西地域で設立された。関西地域の社会イノベーション活性化のための新しく強力なネットワーク・コミュニティを築く。

さまざまなフィールドの参加者が集まり得意分野を掛け合わせることで、想像を遥かに超える成果が生まれ、社会を少しずつ変えられるかも。そんな思いをもとに、新たな視野・価値観をシェアする。既に活動を始めている人は新たな発見と協力者を見つける。これからナニカやってみたい人は新たな一歩を踏み出す。そんなチャンスの場・コミュニティとして「関西RISE」は存在している。

CO-Founder &Research RepresentativeのTuukka TOIVONEN 共同設立者及び研究担当であるトイボネン・トゥーッカ(オックスフォード大学の経営学のJunior Research fellowでもある)

Tuukkaさん曰く、社会企業イノベーションのための講演会・食事会・イベントなどの多くは東京で開催されていて、関西圏ではあまり開催されていない。特に若者手動のイベントが少ない。イノベーションを起こしたい若い人は関西にもたくさん存在しているはずなのに、互いに出会うコミュニティがないということに疑問を感じたそうだ。

もし関西で、たくさんの人が集まって互いに出会う、高度な知識も情熱も交流できたら、すべてが変わるかもしれない。アイデアや価値観をシェアすることのできる場があればきっとインパクトがある。若者のイノベーションを社会に生かす場ができたら、良い効果がたくさんあるはず。そんな思いをもとに、このKANSAI RISEは2012年4月にTuukkaさん、市村美佳子さん、今津康平さん、刘晓倩さんにより設立された。

人と人、アイデアや価値観などが出会い、互いに繋がりあうには当然時間が必要とされる。だからこそ、継続的に今回のようなイベントを開催していくのだという。また、ネット上の使いやすいプラットフォームで日常的に「イノベーション」できるようにしたい、という企画も練られている。

「若者のイノベーションを引き出す」といったミッションを持つ「関西RISE」の今後のイベントや活動に注目していきたい。(オルタナS関西支局特派員=中川なつみ)


「関西RISE」HP:http://www.kansairise.org/