キューバ音楽の一時代を切り取った衝撃作「Cu-Bop」が11月5日、恵比寿YEBISU GARDEN CINEMA シネマ2でワールドプレミア上映される。反資本主義的な清貧が残るキューバの社会の中で、音楽家が何を選択し、どう生きるのか。そしてそれぞれの人生と演奏が交差したときに何が生まれるのか――。(オルタナ編集部=沖本 啓一)
「キューバップ」とは、1940年代後半に作られた造語で、「キューバ音楽+ビーバップ」を意味する。ニューヨークで生まれたモダンジャズの源流と、キューバの伝統的な音楽の融合だ。本作は、キューバの困難な社会に向き合い、米国に亡命したピアニスト、アクセル・トスカと、祖国に残り活動を続けるサックス奏者セサル・ロペスの2人を軸に時代を映し出す。無謀な2人のライブ競演が、政府の役人の心までをも動かす。
写真家でも監督の高橋慎一氏の創り出す映像美もさることながら、数々の貴重なライブシーンは必聴。有名、無名を問わず登場する音楽家たちの演奏はどれも圧倒的で、感動的だ。
プレミア上映会では上映後に、高橋慎一監督と主演アーティストのアクセル・トスカによるトークが予定されている。当日は人気デザイナー樋口裕馬氏のアートディレクションによる、パンフレットも発売される。パンフレットにはサントラCDと、高橋監督が制作した映画本編のアウトテイクDVDが付属する。
【『Cu-Bop across the border』ワールドプレミア上映イベント】
11月5日(日)11:40 開場/11:50 上映開始/13:40 舞台挨拶開始
※パンフレット等のグッズ販売は開館時間より開始
※舞台挨拶後、グッズ購入者限定サイン会あり
会場: YEBISU GARDEN CINEMA シネマ2
(〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-20-2恵比寿ガーデンプレイス内)
料金:2,500円(指定席) ※前売で完売の際は、当日券の販売なし
前売チケット発売日:10/28(土)10:00~ ※チケットぴあでのみ販売
http://w.pia.jp/t/cubop/ (Pコード:557-760)
◆オルタナ50号ではミレニアル世代を特集