東日本大震災から3カ月の節目となる6月11日、全世界で脱原発デモが開かれる。日本以外にドイツやアメリカでも予定され、こうした情報をまとめた「6.11脱原発100万人アクション」には、9日現在で133の呼びかけが登録されている。

デモを呼びかけているのは、4月24日に代々木公園で開かれたエネルギーシフトパレードの主催者や、「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」、「福島事故緊急会議」の関係者ら。

当日は、北海道から沖縄まで全国各地で脱原発デモが開かれる予定。都内では、脱原発ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」監督の鎌仲ひとみさんを招いたトークショーも行われる。「6.11脱原発100万人アクション」上には9日現在、個人と団体をあわせて5000件を上回る賛同コメントが寄せられた。

一方、2022年までに原発完全撤退を宣言したドイツを始め、アメリカや台湾でも脱原発デモが予定されている。ドイツでは日本人学生による環境保護グループ、「エコフライヴィリヒ」が脱原発への賛同を示すとともに、日本文化を紹介するイベントを開催するという。

デモの様子は、Independent Web Journal (IWJ) やOurPlanet-TV を中心とした「中継市民ネットワーク611アクション」などを通じて、Ustream や Skype でも伝えられる。(オルタナS 猪鹿倉陽子)