大人と子どもが同じ目線になって遊べる場「asobi基地」が14日、表参道で開催された。当日は、1歳から小学生までの子どもを連れた親子が40組ほど訪れた。

紙や色水など素材だけで遊ぶ子どもたち


asobi基地には、ルールがある。
・大人も子どもも全ての人が平等。
・否定する言葉は使用禁止。
・何か言う前に大人も子どもと同じ目線になり、やってみる。
・自分の価値観を押し付けずにフェアに対応する。

子どものクリエイティブ性を最大限発揮させるために、既存の玩具は置いていない。色水や折り紙、新聞紙など、素材だけを置いている。

同イベントの発起人は3人。保育士の小笠原舞さん、児童精神科医の小澤いぶきさん、子育てアドバイザーの吉岡佑珠さん。小笠原さんは、「水や紙で親子の
コミュニケーションを取りながら遊んでほしい。子どもが本来持っている力をみてほしい。今後は、親御さんと一緒にこのイベントを創っていきたい」と話す。

会場となったのは、表参道のシーズフォートカフェ。


asobi基地では、子どもを持つ親へアンケートを配り、子育ての悩みを共有し、
アドバイスすることも行っている。

5歳の女の子を連れて参加した川辺綾子さんは、「表参道のカフェで行われているので、涼しくて快適。気兼ねなく参加できた。普段は仕事が忙しく、保育園に預けてしまっているので、子どもとしっかりと向き合える時間ができて良かった」と話した。

2歳の女の子を連れて参加した木村有里恵さんは、「年齢や住む場所が異なる子ども同士が自然と交流できてうれしい」と話した。(オルタナS副編集長=池田真隆)


asobi基地