福島県出身者のコミュニティを創るイベント「あづまっぺ会」が14日、東京で開催された。当日は福島県出身者75人が参加した。
主催団体は、任意団体TEAM iups(チーム・アイアップス)。2010年に福島県出身の大学生によって設立された団体である。これまでに、震災をテーマにしたパネルディスカッションや、社会学者の開沼博氏を呼んで、福島をテーマにした学生とのトークイベントを企画してきた。
「あづまっぺ」とは「集まろう」という意味。あづまっぺ会は去年の夏と、今年3月にも開催しており、合計で200人を超す福島県出身の在京者が参加している。
3回目となる今回は、福島県の浜通り(いわき市、浪江町など)、中通り(福島市、郡山市など)、会津地方(会津若松市、喜多方市など)の3地方全体の交流会として企画した。
チーム・アイアップス代表の西丸亮さん(中央大学大学院)はいわき市の出身。「在京者は、地元が被災した状況で在京者なりの悩みを抱えているが、そのような悩みを抱えているのはみんな同じだと感じてくれたらうれしい。まずは、東京の人たちに福島の素晴らしい点を伝えていくことから、はじめてほしい」と話した。(オルタナS副編集長=池田真隆)
・TEAM iups