陰湿化するいじめ、離婚件数の増加などによる経済格差の問題、DVや障がいなど、現代日本では、子どもをめぐるさまざまな問題が深刻化している。

 「がんばれ!子供村」の2Fのコミュニティスペースでボランティア団体が主催しているMUSIC CAFE『wonder grape』のようす

そこで、池袋駅から徒歩10分の施設「がんばれ!子供村」(東京・豊島)では、子どもを対象とした支援活動を行っているボランティア団体、NPO、地域コミュニティ・個人向けに無償でスペースを貸し出している。

運営母体は、ニュートン(東京・新宿)とサンザ(同)。都心近郊でホテル、レストラン、ブライダル、カラオケ、各種アミューズメント施設、インターネット事業などを運営するグループ企業だ。

その収益の数パーセントから安定的にこの施設の運営費を捻出し、積年の夢であった「企業としての社会貢献プロジェクト」として2008年7月に施設を完成させた。

同グループでは、グループ店舗を利用したボランティア活動を行い、子供村ビルを社員ボランティアで運営している。

また、2008年から夏休みには毎年グループ運営会社のリゾートホテルを利用し、障がい児童、母子家庭の子どもとその家族などを招待してきた。

同グループの公式サイトにあるCSR活動の紹介ページには、こう記載されている。
「50名弱収容できる研修ルームやカラオケ装置付きで皆で楽しめるプレイルームも有り、大変楽しく盛り上がれます。更に姉妹店での親子カラオケ大会、伊豆高原ホテルでの合宿イベント、キャンプ等、私どもの企業グループの体力と時間で出来る範囲で、色々なイベントも開催いたしております」

「がんばれ!子供村」は、社員ボランティア立会い日以外でも、施設に空きがあれば事前相談で貸し出しに応じている。活動資金が慢性的に不足がちな子ども支援の活動団体には朗報だ。予約や問い合わせは、「がんばれ!子供村」の公式サイトから。(今一生


●がんばれ!子供村
http://www.kodomomura.com/index.html