18日、秋葉原でFacebookを通じて学生と企業がつながる就活イベント「ソーシャル就活サミット」が開かれる。Facebook上で募集をかけ、イベント前に学生と参加企業との間でやり取りがあるのが特徴だ。

このイベントを運営するのは、ソーシャルリクルーティング(東京都渋谷区)。今年学習院大学を卒業した春日博文さん(23)が立ち上げ、ソーシャルメディアを使った就活支援を行っている。メンバーは20歳から23歳と若い。

参加企業は「サイバーエージェント」「マクロミル」などIT系を中心とした10社。Facebookを使っている学生はITリテラシーの高さがうかがえるため、企業側の評価も高いという。また、Facebookユーザーには海外志向の学生が多く、海外関連業務を行う潜在層としても期待されている。

同イベントのFacebookページでは「参加者一覧」で参加学生、参加企業の採用担当者の写真やプロフィールが見られ、その中で自己紹介が交わされている。学生のFacebookページ、採用担当者個人のFacebookページをお互いに見ることができるため、事前にどのような人が来るのか把握できるというわけだ。このような事前の交流により、当日のコミュニケーションも取りやすくなる。

既に121人の参加表明があった。(17日現在)今後、このような新しい形の就活が広まっていく可能性がある。