誰でも簡単にネットショップストアを開くことができるサービス「BASE(ベイス)」が20日、誕生した。出店費や運営費用など、全ての機能を無料で提供しており、掲載するアイテム数にも制限はない。

ベイスのサイト


同サービスを開発したLiverty(リバティ)は、フリーのエンジニアや会社員などがプロジェクトベースで集まる組織だ。「オンラインストアを開設することに勉強もお金もいらなくした」と話すのは、開設責任者である鶴岡裕太さん(22)。

登録方法は3つの項目(ショップURL、メールアドレス、パスワード)を埋めるだけだ。登録したオンラインショップのデザインテンプレートも種類が豊富で、800種類以上の表現が可能である。

月額使用料金やアイテム掲載費など基本機能は全て無料だ。今後はデザインテンプレートやオプション機能で課金していくことを考えているという。鶴岡さんは無料でオンラインストアを開発できる仕組みにした経緯をこう話す。

「母親が小売業を営んでいて、ECサイトを立ち上げたいといわれたことがあった。しかし、いざ立ち上げるとなると資金や技術、時間などが必要となってしまう。そこで、誰でも簡単に立ち上げられるサイトを目指した」

リリースから1日経過したが、約1500店舗が同サービスを使って立ち上がった。すぐにショップを開設できるので、これまでにわざわざショップに出すほどでもなかったアイテムなどを販売しているショップもあるという。開設したショップの一覧を見れるページは現在作成中だ。

今後の目標として来年4月までに、10000店舗を掲げる。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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