プロジェクトの仕組みを説明すると、まず活動する国において一番優秀な先生の授業をDVDで録画し、DVDに焼くこと。そして貧困地域や教育格差の生まれている地域へと運び、質の高いDVD授業を提供するというものです。
実際に、バングラデシュでは、現地の東大とも言えるダッカ大学に合格者を輩出するなど、成果を上げており、プロジェクト国もパレスチナやルワンダなど大陸を超えて徐々に増えています。
e-Educationプロジェクトのブログマガジン「トジョウエンジン」
今年で3年目を迎えるe-Educationプロジェクトが情報発信のためにスタートしたのが、途上国のイメージを豊かにするブログマガジン「トジョウエンジン」。
途上国のイメージを豊かにし、NPOメディアの常識を変えていく
途上国と言うと貧しいイメージ、暗いイメージを持つこともあるでしょう。しかし、トジョウエンジンでは、さまざまな国のヒト、モノ、コトを見せていくことでより途上国に対するイメージを豊かにしていくことが大きな特徴の1つです。
また、これまでのNPOやNGOのブログというと、更新頻度が低かったり、コンテンツも自分たちの目線で、活動報告中心となりがちでした。トジョウエンジンは、この点も変えていこうとしています。
4つのカテゴリーでバランスのとれた情報発信
そこで、プロジェクトの思いや進捗などを伝えていく「ドラゴン桜」に、途上国で活躍する人や魅力的な場所を紹介する「ワンダーライフ」、途上国の現状を打破するような驚きのアイデアを紹介する「グッドアイデア」、そしてメディア出演などを報告する「イベントニュース」と、大きく4つのカテゴリーを設け、バランスの良い情報提供を目指しています。
また、ブログは広報が書くのではなく、全員が執筆する仕組みづくりをしています。その結果、毎日2本の記事を発信をすることが可能となっているのです。ぜひこの途上国メディアに注目していきましょう!(オルタナS編集部員=佐藤慶一)
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