今年4月7日、世界のこどもたちを支援することを目的としたチャリティーマラソン大会が開催される。イベント名は「PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~」だ。一般社団法人PARACUP(パラカップ)と複数のNGO、NPO団体との共催によって企画運営されており、大会の収益は各団体を通じて世界のこどもたちに届けられる。

写真:PARACUPホームページより


2005年に約400人の参加者を集めて始まったPARACUPだったが、昨年には約4500人もの参加者が集まった。今年で9回目を迎えるこの大会では、現在ランナーとボランティアを募集している。

種目には、5km、10km、ハーフマラソン、親子RUN、キッズRUNなどがあり、初心者でも安心して走れる大会だ。また、ただ走るだけではなく、参加者自身が楽しめる企画が多く用意されている。

ランナーとボランティアが交わす「ハイタッチ」や、胸のゼッケンに書くニックネームは、応援をより感じるためのものだ。「一人で走っているわけではない」と思わせてくれる、温かい演出である。

走る以外のチャリティーの方法も用意されている。PARACUPでは、大会当日に集めたタオルや子ども用の衣類を、途上国に寄付しているのだ。

また、参加者全員への参加賞として、大会Tシャツと首飾りが渡される。首飾りは、フィリピンの子どもたちの手作りだ。それは、フィリピンの子どもたちからの「ありがとう」の形だという。その他にも多くの企画が用意されている。

世界中には、エイズで親を亡くしたエイズ孤児、学校に行きたくても行けない子どもたちが多く存在する。まずは、知ることから始めようと思う人、そして何か自分にできることをしたいと考える人も、PARACUPを通じてその想いを届けてみてはどうだろうか。

走りながら受ける周りからの声援、走りきる前に訪れるキツさも、走り終わったあとに込み上げる達成感も、あなた自身のもの。だけどこの大会で走ったその先には、子どもたちの命や人生がある。

あなたの走るゴールの先にあるものが、地球のどこかにいる子どもを救うことができるかもしれない。「何か小さいことでも、その一歩を踏み出すことに意味がある」と、PARACUPは考えている。

今までに、延べ2万人がこの大会に参加をし、5000万円以上の寄付金を世界の子どもたちへ届けている。

走ることで想いを形にしたいと思う人はランナーでの参加を、そしてこの大会を一緒に盛り上げていきたいと思う人は、ボランティアでの参加を。応募の締め切りは、2月末日まで。応募・大会の詳細はサイトで確認できる。(オルタナS編集部員=大森清香)


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■日程:2013年4月7日(日)

■場所:神奈川県川崎市 多摩川河川敷マラソンコース(古市場陸上競技場スタート)

■募集:ランナー 5200名
    ボランティアスタッフ 600名
    ※定員になり次第締め切り。

※参加費、開始時間等は、年齢や種目によって異なるため、詳細はサイトにて。


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