ブルネイ王国を知っているだろうか。ブルネイは、東南アジアのボルネオ島北部に位置するイスラム教国である。人口42.3万人、国土面積は三重県とほぼ同じであるが、東南アジアきっての安定した経済と高い所得水準を誇る。エネルギー資源が豊富で、日本が最大の輸出国だ。ブルネイのLNG(液化天然ガス)の総輸出量の約9割が日本向けである。ブルネイを知ることで、アジアとの関係、日本のエネルギー問題、環境保護など、今、私たちが考えるべき問題が見えてくる。今月、東京と大阪でブルネイの写真展が開かれるのを前に、両国の課題について、社団法人「日本ブルネイ友好協会」(東京・千代田)の山田甲太さん(43)に聞いた。(聞き手・オルタナS関西支局特派員=増田智有)

ブルネイについて語る山田甲太さん=大阪市中央区の(株)PRリンク事務所


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