同イベントは、20年ごとに行われる式年遷宮に合わせて開かれ、ソーシャルデザインの実践者30人が提言する。東京・大阪合わせて5回開催され、第一回目の10日には、サステナブルコミュニティ・プロデューサーの大和田順子さんや、日経デザインの下川一哉編集長ら6人が登壇した。
ミュージックセキュリティーズの小松真実代表は、「お互いのリスペクトで価値の流通を促進すること」と、提言した。同社では、アーティストが音楽制作のために必要な資金を、ファンによる投資で集める音楽ファンド事業を行っている。
NPO法人えがおつなげての曽根原久司代表は、「日本の田舎は宝の山。農村からイノベーションを起こしていく」と発表した。「耕作放棄地が6割の日本で、過疎や高齢化となげいてばかりの状態から脱却しなければいけない」。
サステナブルコミュニティ・プロデューサーの大和田順子さんは、「経済の地域内循環」をキーワードにあげた。「地域ごとで、幸せや絆の形を作っていけるような社会をデザインしたい」と話した。
日経デザインの下川編集長は、「スマートデザイン」を提言した。「スマートデザインは、いつもともしもをつなぐデザインである。災害だけでなく、過疎や障がいなど多様なもしもを想定して、何かおきても対応できるような社会を創る」と話した。
次回の、ソーシャルデザインカンファレンスは、2月26日に東京ミッドタウンで開催される。テーマは、イノベーション。パネリストには、ライフネット生命の出口治明代表や、京都造形芸術大学の竹村真一教授が登壇する。(オルタナS副編集長=池田真隆)
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