NPO法人ETIC.(エティック、東京・渋谷)は6日、震災復興リーダー支援プロジェクトのキックオフフォーラムを都内で開催した。被災地で率先してリーダシップを発揮し、現地の「右腕」となる人材を派遣する事業。3年間で100人以上の人材派遣が目標だ。会場となった国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷)には約180人が訪れた。
このプロジェクトは、。各事業・プロジェクトに対して、3ヶ月以上フルタイムで勤務可能である人が対象となる。審査を経て、現地での派遣が決定すれば、学生は月10万円、社会人は月15万円が活動支援金として支給されるという。
今回のフォーラムでは、パネルディスカッションのほか、震災後立ち上がったプロジェクトと参加者とのマッチングが行われた。壊滅的な打撃を受けた宮城県・雄勝地区の復興を目指す「カキ・ホタテの養殖プロジェクト」や、被災した学生向けに通信教育を無償で行う「希望のゼミ」など、計13プロジェクトが集まった。
参加者の東京都市大学大学院の大野佑介(23)さんは、「研究室で石巻に行き、何かしたいと思っていた。大きな刺激になった」と話しており、参加者が熱心に話を聞く様子が印象的なイベントとなった。