米人気歌手レディー・ガガと、タレントの黒柳徹子の対談が実現した。11日昼からテレビ朝日『徹子の部屋』が放送されると、ネット上で大きな話題となった。ガガは東日本大震災チャリティイベントへの参加のため、6月21日から7月1日 まで11日間日本に滞在しており、その合間に収録が行われたという。
番組冒頭、ガガは50cmの高さに巻き上げた髪からキャンディーを取り出し、黒柳にプレゼントするというサプライズで対談は始まった。
司会の黒柳が「震災後すぐに日本に来ると宣言してくれた。日本中が元気をもらった」と感謝を述べると、「(日本に来ることについて)全く恐くなかった。日本が安全だということを世界にアピールしたかった」と笑顔で答えた。その後も、ファッションや音楽、その生い立ちなど幅広い話題で約30分間の対談が行われた。
奇抜なスタイルでしばしば話題となる二人だが、共通するのは社会貢献活動への姿勢だ。
ガガは、東日本大震災でのチャリティ・リストバンド販売で日本でも話題となったが、HIV撲滅を目的とした「ビバ・グラム・キャンペーン」への参加など、2010年の最も社会貢献をしたセレブとして高い評価を受けている。一方の黒柳も、unicef(国際連合児童基金)の親善大使を勤め、自身の著書の権利を寄付し設立した「トット基金」で身体障害者の支援を行うなど、積極的な社会貢献活動で国内でも知られている。
奇抜な”玉ねぎ”衣装で放送前から話題をさらっていたガガだが、最後には「みなさんのことを愛していると伝えたいです」と日本に対するエールを送ってくれた。
(写真:奇抜な衣装で登場したレディー・ガガと、それを迎える黒柳徹子 (C) テレビ朝日)