国際問題の啓発を行う慶応義塾大学公認の学生団体S.A.L.は12月12~13日、世界の子どもを取り巻く問題をテーマにしたイベントを開く。会場はクリスマスマーケットで賑わう、横浜の赤レンガ倉庫。同イベントでは、途上国の子どもたちが撮影した写真の展示や、映画祭で受賞したドキュメンタリー映画、エシカルジュエリーの販売などを行う。(寄稿・学生団体S.A.L.=荻野 レティシア)

インドで暮らす子どもたち

インドで暮らす子どもたち

同イベントの名称は、「海の向こうからの贈り物」。主催するのは、学生団体S.A.L.のプロジェクトチームである「Focus on Myself」と「エシカルジュエリー」。同日は、写真の展示やドキュメンタリー映画の上映、エシカルジュエリーの販売などを行う。発展途上国の「いま」を来場者に知ってもらうことが目的だ。

■子どもが写す「ほんと」の世界

Focus on Myselfのプロジェクトメンバーはこれまでインド、スーダン、ネパール、フィリピン、カンボジアなど数々の途上国に訪れた。現地の子どもたちにいくつかのテーマで写真を撮ってきてもらい、それらをもとに日本で写真展を開催している。

途上国で暮らす彼らがカメラを渡されたら、どんな写真を撮るのだろうか

途上国で暮らす彼らがカメラを渡されたら、どんな写真を撮るのだろうか

今回のイベントでは写真の展示に加え、今年制作した、フィリピンの貧困街に暮らす子どもたちに光を当てたドキュメンタリー映像(アジア青少年国際映画祭日本代表選出、JCF学生映画祭グランプリ受賞作品)も上映する予定だ 。さらに初の試みとして、今までの活動で集めてきた写真を詰め込んだフォトブックの限定配布も行う。

Focus on Myselfとエシカルジュエリーのコラボ企画ということもあり、これまで開催してきた写真展とは一味違ったイベントになるだろう。発展途上国に住む子どもたちの純粋な目にうつっているものは何か、「ほんと」の世界を写した彼らの写真を通して何かを感じ取ってほしい、と同イベントの企画責任者の堀雅伸さんは話す。

■おしゃれな国際協力

先進国の人々が身につけている、華やかで美しいジュエリー。その裏側には、紛争や搾取、環境破壊など根深い問題が存在する。それだけでなく、100万人以上もの子どもが、日々過酷な鉱山労働を強いられながら貧しい生活を送っている。

これらを問題視し、途上国への還元を最大限にできるよう製造されたジュエリーは、「エシカル」つまり「道徳的、倫理的である」という意味で「エシカルジュエリー」と呼ばれている。

実際に販売されるアクセサリー

実際に販売されるアクセサリー

学生団体S.A.L.のプロジェクトチームであるエシカルジュエリーは、人と自然に優しい「エシカル」という概念を広め、身近なジュエリーを通して児童労働などの国際問題について興味を持ってもらうことを目的としている。

今回のイベントでは、エシカルジュエリーブランド「EARTHRISE」と共同で作ったジュエリーの販売を行う。来場者にジュエリーができるまでの詳しい工程やエシカルについて理解を深めてもらえるよう、パネル展示も行う予定だ。

途上国の子どもたちを取り巻く問題を一人でも多くの人に伝えたい、遠い国の問題を少しでも身近なものとして感じてもらいたい。そんな学生たちの熱い想いに触れてみては。

【海の向こうからの贈り物】
とき:12/12(月)14:00~22:00
   12/13(火)10:00~21:00
ところ:横浜赤レンガ倉庫1号館2階
申込はこちら
主催団体:学生団体S.A.L.
国際問題に関して理解を深め、イベントやドキュメンタリー、フリーマガジンなどを通してそれらの問題を啓発することを目的として活動している。Send out(伝える)、Aid(手助けする)、Learn(知る、学ぶ)を軸に、数々のプロジェクト活動を通じて国際問題を知るきっかけを提供している。

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