ベイスの鶴岡裕太代表は今年3月に初めて被災地を訪れた。「想像していた震災2年後の町からは到底かけ離れていて全く言葉が出ませんでした。正直、気軽に「震災復興」とかは口にはできないと思いました」と、印象を話す。

社内からは「何とかしたい。自分たちができることはやりたい」という言葉が出たという。そこで、「やるならメンバー全員で現地を見ようと。車で日帰り8人で現地に行き、多くの方々のお話しを聞かせて頂きました」。

ベイスは呉服店を営み、インターネットの知識や技術がない鶴岡代表の母でも「簡単につくれるネットショップ」を目指して開発したものだ。

「被災地で事業を営む誰もが簡単に無料で販路開拓できるサービスを目指したい」と鶴岡代表は話す。「今回僕たちが起こしたアクションが正解か不正解は分からないですが、今回の企画はその想いを実現するための第一歩です。まずは行動しながら被災地のビジネス支援を考えていきたいと思っています」。

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