今月11日で、東日本大震災から2年が経った。「もう2年」だろうか、それとも「まだ2年」だろうか。同じ時間の流れでも、感じ方は人それぞれだろう。

被災地の現状はどうだろうか。「復興に向かっている」と話す人もいれば、「まだまだ良くなっていない」と話す人もいる。ボランティアも、震災直後の瓦礫撤去から、様々な形での支援へと変化してきた。

ボランティア団体「南三陸さぽーたーず」(以下、みなさぽ)も、その一つである。普段はそれぞれの仕事を持っている人が集まり、東京からできる支援を形にしている。

今回は、南三陸で捕れるワカメやムール貝と一緒に、漁師の方を東京へと招待した。目的は、「南三陸との交流人口を増やすことで、人口増加および持続的な発展に貢献すること。その一環として、南三陸の方の首都圏でのチャネル拡大も図る」と、鈴木さんは話す。

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