月4万円で全国住み放題という多拠点コリビング(co-living)サービスが2019年4月から始まる。サービス開始時には、首都圏から1~2時間程度の5つの自社物件を用意。利用者は光熱費や家具、wifiなどの使用料込みで、月4万円で好きな場所に住むことができる。(オルタナS編集長=池田 真隆)

都心部と地方の人口をシェアする

この事業を行うのは、アドレス(東京・千代田)。立ち上げたのは佐別当隆志さん。20年間、ソーシャルメディアやシェアリングエコノミーの事業開発・普及促進に取り組んできた。5年前に都心で一軒家を購入。家族で暮らしながら、空き部屋を日本に来た外国人などにシェアハウス・民泊という形で提供してきた。シェアリングエコノミー協会事務局長でもある。

同社で提供する各拠点には、個室がありながら、シェアハウスのような共有リビング・キッチンもある。空き家や別荘をリノベーションして、共有家具、wifi、アメニティなどを完備し、快適な空間にした。

佐別当さんは、「ITが生活や仕事のインフラになった今、家は一つ、住所も一つという常識は過去のものにできる時代がやってきた」とし、「一軒のマイホームを提供するのではなく、さまざまな地域にある家をシェアして暮らす生活を届けたい」と述べた。

現在、同社では遊休資産を活用したいオーナー、拠点運営希望者、会員希望者を募集している。

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