みなさぽの現地訪問は、ボランティアを目的とするものではない。現地に行き、現地の人と交流を図り、お互いを身近に感じてもらうことが狙いである。「現地で気合いを入れて努力している未来を担う若者がいるということと、東京でもまだこのような活動が活発に行われていることを、多くの人に知ってもらいたい」と鈴木さんは話す。
それは、「何かしたい」と思いながらも一歩踏み出せずにいる人に対して、「東京にいながらでもできることがある」ということを、知ってもらいたいからだ。一人ではできないことも、集まればその分できることが増える。
毎年3月に改めて震災を思い出すのではなく、都度できることを形にしていくことが「風化させない」ということではないだろうか。それはボランティアという形だけでなくてもいい。被災地へ旅行をすることも、一つの形だ。
みなさぽでは、随時一緒に活動をする仲間を募集している。今では色々な形で支援を続けている団体が多く存在する。「自分にできること」が、きっと見つかるだろう。
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