大学2年からはインドに足を運んだりと、座学だけでなく、実際に体を動かすことを重視しているという。「インドに1ヶ月行って感じたことは、一人で1,2回現地に行ったところで本質、現場は変わらないということ。学生の財力ではできることは限られています。今の自分にできることは、NGOと継続して関わって行くこと、そして最終的には現地に還元できる方法を生み出すことです。様々な関係者とgive  and  takeの関係を作って行くためには、自分の成長や現実的なマインドが必要であることに改めて気づきました」と話す棚瀬さんは、日本で自分ができることを考えはじめ、この団体の設立に至り、将来への土壌作りをしているという。

団体の最終ゴールについては、「企業と組んでCSRコンテンツを作ることができたり、ダイアログの内容をオフィシャルにできるようになるといったところでしょうか。」と棚瀬さん。

第一回の企業として三菱電機を選んだ理由を、棚瀬さんは、「普段は見ないところ敢えて見せたかった」という。より消費者に近い企業であれば学生もイメージがつきやすく、もともと興味・関心が高い。「でも地道に取りくんでいる企業を紹介したかった」と話す。

4月23日にはコンビニ業界のワークショップが行われる。今後月一回程のペースでワークショップやオープンダイアログを開催予定なので、興味のある方はIdea Tree Bankホームページをチェックしてみては?(オルタナS編集部員=山田衣音子)


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