——将来の目標は?

seedrsによる世界征服(笑)。投資型クラウドファンディングプラットフォームのことをもっと多くの人に知ってほしいし、投資の世界での1つのスタンダードになってほしい。その一端をSeedrsが担っていると思っている。そして、投資をもっともっとオープンにし、楽しくお金が預けられるような世界を作りたい。法律の問題などがクリアーになれば、ヨーロッパや日本へも展開してみたい。

——エシカルとは?

「Transparency」「Honesty」「Openness」「Fairness」の全てが伴うことだね。とにかく、お金(特に銀行)の流れが不透明すぎる。それはフェアじゃないし、とてもネガティブだと思う。でも透明でオープンなお金の流れが実現できれば、お金というものがもっともっとポジティブになるはず。そういった意味で、クラウドファンディングはとてもエシカルだと思う。

最後にSeedrsの中で起こった面白い実話。ある日、1人の青年がビジネスプランとともにSeedrsにやってきてクラウドファンディングができないか、と相談してきたそうだ。まず彼のプランを見たとき、Seedrsの従業員全員が「?」になったという。全くビジネスとして成り立っていなかったのだ。

そしてキャンペーンを始めるか戸惑っていたとき「いつになったら◯◯君のビジネスに投資できるんだ?」という問い合わせが数件あったという。なので、疑心暗鬼ではあったがオンラインに載せることにした。

数時間で£15,000をファンドレイズした会社のサイト


そしたらなんと!!開始15時間で目標金額50,000ポンドの投資を達成したのだ。あとで聞くには、どうもその彼は仲間から多くの信頼を集めており、「彼がやるなら、なんとかなるんだと思う」という思いで多くの方が投資したそうだ。

Seedrsは、「みんな本当は、ただの傍観者ではなく一緒にできる参加者になりたいんだろうね。それが投資という形で支援できるなら、こんなに嬉しいことはないって感じるんだ」と興奮気味に語ってくれた。

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