出店に興味がある法人・個人事業主を対象に、開店方法や運用面について説明するワークショップが開催される。

ベイスとは、約30秒でクレジットカード決済機能付きのネットショップを作成することのできるサービスだ。デザインパターンは約1000種類に及び、決済機能なども含め、全ての機能を無料で使用することができる。

昨年11月にリリースし、1カ月で登録店舗数は1万店舗を記録し、取り引き商品総額は3億円を超えた。現在の登録店舗数は、約2万店舗に及ぶ。その内、被災3県で登録しているのは約200店舗だという。

ベイスの鶴岡裕太代表(23)は、「リスクなく開店できることと、使いやすさの特徴を生かし、今までECサイトに触れていなかった人たちに使ってほしい」と話す。

東北では過疎が進み、高齢者が多く、インターネットの知識に乏しいという課題もある。「もともとネットのスキルや知識がない人でも簡単に使えるようにサービスを開発している。現地に行き、ワークショップを開催するなど、草の根の活動を通して、地元の方たちの間で広がっていけばうれしい」と鶴岡代表は話す。

ネットの知識や経験は乏しいが、農業や漁業、ご当地商品を取り扱う個人商店を営んでいる方は多く、ネットショップを開設する潜在的なニーズはあると見る。「東北をはじめ、ネットショップがまだ本格的に入り込めていない地方へ展開していきたい」と、今後の展望を語る鶴岡代表。

セミナーの定員は30人。参加希望は、ベイスの公式サイトより受け付けている。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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