3月31日土曜日、午後8時30分から9時30分まで、地球温暖化防止への意思を示し電気の灯りを消すイベント「Earth Hour」が世界各地で行われる。
このイベントは2007年、オーストラリアのシドニーでWWF(世界自然保護基金)の地球温暖化防止キャンペーンの一環として、地球温暖化に立ち向かう意思を表明しそのための具体的なアクションを起こすことを目的に始まった。
イベントは翌年以降も開催されて世界中に広がり、百カ国以上で数億人が参加するようになった。昨年は東日本大震災の直後であったため、日本では被災地支援のための節電・省エネを呼びかけるイベントとして実施され、世界各国からは被災地への祈りが捧げられた。
原発事故を引き起こし、多くの人がエネルギー問題や自分たちの暮らしについて考えるきっかけとなった東日本大震災から1年。2012年3月31日午後8時30分。照明を消し、ろうそくを灯して地球環境の保全や未来への発展について考え、今までのライフスタイルを見直し新たな行動を起こすきっかけにしてみてはいかが。みんなが一斉に電気を消すと、普段は建物の灯りがきらめく夜の街にはどんな姿が浮かび上がるだろうか。(オルタナS特派員=服部英美)
アースアワー公式サイト
http://www.wwf.or.jp/activities/climate/cat1259/cat1390/