世界中では、さまざまな課題解決のためにたくさんのNPOやNGOが活動していますが、それらの問題の多くは国や企業が引き起こしているのではないかと思います。

そこで、全ての企業ができるだけ環境への負荷を少なくし、動物を傷つけることなく、また人権を意識して企業活動を行い、ビジネスの世界に存在する問題の解決に向けて努力する必要があると考えています。

企業で働いている私たち自身も一消費者なので、企業がエシカルな取り組みをすれば、エシカルな考えを持つ消費者がどんどん増え、エシカルでない(環境や動物や人の犠牲の上に製造される)商品やサービスはいずれ淘汰されていくのではないかと期待しています。

一方で、企業がエシカルビジネスを実践することやエシカルなメッセージを発信するために労力はお金もかかるかもしれません。

そしてスタッフやお客様に関心を持っていただけなかった場合には、そのビジネスは失敗したと思われてしまうかもしれません。また、お客様によってはとまどいや反発を感じることもあるかもしれません。

でも、「世界にとっての課題はビジネスにとっても課題である」と考えている人たちがつくったラッシュは、企業が大切にする価値は社会における個人が大切にする価値と同じであるべきと考えていて、私たち一人ひとりが日常生活の中で「嫌だ」と感じる行動や、環境、人、動物を傷つけてしまうような行動を企業活動の中でも行うことがないように、日々心がけています。(寄稿・ラッシュジャパン チャリティーキャンペーン担当 秋山映美)


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