俳優でリバースプロジェクト(東京・港)代表の伊勢谷友介さんは7月26日、静岡県浜松市立内野小学校の生徒と地元天竜区米沢の杉を伐採するツアーを行った。生徒とともに、伊勢谷さんも作業着とヘルメットを装着し、自らチェーンソーを握り、2本の天竜杉を伐採した。伊勢谷さんは、「子どもたちが地元の山に触れて、伐採した木で何を作りたいのか考えた。子どもたちとより良い森をつくる、良い機会になった」と感想を話した。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

小学生とワークショップを行った伊勢谷さん

小学生とワークショップを行った伊勢谷さん

同ツアーを企画したのは、春華堂(静岡・浜松市)とリバースプロジェクト。ツアーの名称は、「EGAOの森プロジェクト」。子どもたちに自然を体感させ、木の大切さを伝えることが狙いだ。

参加した生徒は、浜松市立内野小学校1年生~3年生の生徒26人。生徒たちは、林業従事者から指導を受けながら、天竜杉の間伐を行った。その後、切った間伐材で家具や遊具を作るワークショップを行った。生徒たちが作った遊具は浜北スイーツ・コミュニティnicoe内の「play ground 082」に展示される。

ツアーに参加した伊勢谷さんは、「実際に木に触れて、何を作りたいのか考えて、子どもたちにとってもいい脳みその訓練になったと思う。これからも子どもたちにより良い森、そして未来をつくっていきたい」と述べた。