キックオフミーティングでは、プログラムの趣旨や目的についての説明を受けたあと、国籍混合の10チームに分かれ、最初のチーム活動として「チーム名」や「リーダー」などを決めた。

今後、高校生たちは2013年1月に行われる最終審査会に向けて、メールやソーシャルメディアなども活用しながら他国の高校生と議論し、英語の「旅行プラン」をまとめていく。こうしたチーム活動実施にあたっては、約20人のアクセンチュアのボランティア社員が各チームのアドバイザーとしてつき、コンサルティング事業などで培ったノウハウを活用して高校生たちにアドバイスを行っていく。

各チームが作成した旅行プランと活動報告書は、厳正な基準により審査され、最も優れたプランを作成したチームには、奨学金やアワード旅行などが授与される予定だ。

アクセンチュアの企業市民活動のなかで、「次世代グローバル人材の育成」のリーダーを務める経営コンサルティング本部 マネジング・ディレクター海老原城一氏は「このプログラムでの経験を通じて高校生たちが習得できるのは、今後、社会やビジネスで必要となるスキルや英語力だけではありません。一人でも多くの高校生が、異なる文化・価値観を持つ他者を理解したうえで積極的にコミュニケーションし、自分自身の考えを口に出して議論できるような、将来グローバルで活躍するために欠かせない素養やマインドセットを養っていくことを期待しています」と語る。

まだまだ吸収力の高い高校生たちがこのプログラムからどのような学びを得て、成長していくのか今後の展開が楽しみだ。

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