山崎美加(やまざき・みか)
佐賀県唐津市出身。早稲田大学商学部卒業。フェアトレードや、エシカルコンシューマーに興味を持ち、2007年に渡英、英国リーズ大学でサステイナビリティ(ビジネス、環境、CR)学のマスターを取得。2010年より日本財団でファンドレイザーとして資金集めを担当する。取得資格:英国IEMA認定 サステイナビリティ(CSR)プラクティショナー、准認定ファンドレイザー、オーガニックコンシェルジュ

なぜイギリスでエシカルビジネスは流行ったのか

1997年のイギリスの首相ブレア氏による「これからはエシカルアプローチが大事である」という発言から「エシカル」という言葉がトレンド化したといわれています。

それから10年後、私もエシカルビジネスに興味を持ち、イギリスで学びました。大学はUniversity of Leeds、街がフェアトレード都市、大学自体もフェアトレード大学に認定されています。(本文一部抜粋)

エシカルな価値感でモノを売るには

世の中はたくさんのモノであふれています。私たちは毎日それらの多くの選択肢の中から消費という行動を起こしています。

その基準となるのが「性能」や「デザイン」、「価格」であり、「エシカル」だから購入するという人はほとんどいないのではないでしょうか。(本文一部抜粋)

イギリスに学ぶ商品力あるエシカルファッションのつくり方

イギリスで環境問題に対する啓もう活動とキャンペーンを精力的に行っているNGOにEnvironmental Justice Foundation(EJF)があります。

この団体はイギリスをベースとし環境と人権を守る活動を国際的に行っているNPOです。活動費を得るために販売しているチャリティーTシャツは100%フェアトレードオーガニックコットンを使用し、プリントに使用されているインクも、英認証機関ソイルアソシエーション(英国土壌協会)の厳しい環境基準を満たしています。(本文一部抜粋)

年間10キロの洋服を買い、9キロを捨てる日本人

私たちの周りは情報やモノに溢れています。グローバル化がすすみ、世界中の商品がインターネットを使えばいつでも、どこででも購入することができるようになりました。

企業は次々とトレンドを生み出し、雑誌などメディアはそれを煽るように人々の意識の中に新しいトレンドを意識させていきます。そのサイクルはあまりにめまぐるしく、流行ったと思えばその半年後にはもう過去のモノとなってしまいます。(本文一部抜粋)