9月7日、晴れの日のお台場で、とあるフットサル大会が開催された。その大会とは、サッカーで社会貢献をコンセプトにした、「ソーシャルフットボール コロカップ」だ。大会の特別企画として、試合前の約30分間、ブラインドサッカー体験が行われた。
当日は、日本ブラインドサッカー協会(東京・新宿)の松崎英吾事務局長が講師として駆けつけた。「お互いが声を出し合わないとできないスポーツなので、普段コミュニケーションが取れていると思い込んでいる人は注意してほしい」と説明した。
ブラインドサッカーとは、視覚障がい者と健常者が同じフィールドでプレーできるユニバーサルスポーツだ。選手たちはアイマスクを付けてプレーする。監督やコーラーと言われるプレイヤーがフィールドの外側から指示を出すので、その声を頼りにプレーする。フットサルと同じ、5人制サッカーだ。
アイマスクを付けた参加者たちはパス交換や投げられたボールを探すワークを体験した。仲間からの、「もっと前!」「横!」「違う、後ろ!」などの声を頼りに、悪戦苦闘しながら楽しんだ。