この取り組みは、パタゴニアの全国の直営店で実施されており、各店舗で2団体が投票先として紹介されている。来客者は、共感した団体へ投票ができ、1位の団体には30万円が、2位の団体には25万円が助成される。投票は商品の購入の有無に関係なく、1回の来客で1票の投票権を得る。公式サイトからでも投票は可能だ。

昨年は、6234人が投票し、36団体へ総額6,300,000円が送られた。今年、助成先として選ばれた団体は38団体。「森林」「河川」「生物多様性」「再生可能エネルギー」など9つの分野ごとに分けられている。

例えば、東京・目白にある「アウトレット目白」店では、環境エネルギー政策研究所やユナイテッドピープルなどで構成される「コミュニティパワー・イニシアチブ」と、ミツバチが亡くなっている原因として挙げられているネオ二コチイド系農薬の危険を周知する「ネオ二二コチノイド系農薬の中止を求めるネットワーク」のどちらかに投票することができる。地域産の自然エネルギーの主権を目指すかミツバチの大量死を防ぐかの判断を求められる。投票期間は、10月2日まで。

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