「これまではずっと慈善団体でキャンペーン事業などを担当していました。でも慈善団体では、資金を増やして活動を広げていくことに限界を感じていました。そんな中で、“ビジネスを通して社会に貢献する”という社会起業家のコンセプトに関心を持つようになったのです」

「一方で、一消費者として、日頃から台所洗剤などはなるべく詰め替え用を使うにしていたのですが、どうにかして不必要な包装を減らす仕組みを作れないか、とずっと考えていました。そこで生まれたのがアンパッケージドだったわけです」

初めは、ロンドンにあるマーケットで小さな屋台からスタート、その後店舗を構えるようになり、半年前からは現在の店舗に移ってカフェ&バーも加えて事業を拡大。斬新なアイディアが、新しいことやエシカルなことに敏感なロンドナーの心を掴み、拡大の一途を辿ってきた。

今後はより大きなカフェ&バーを併設出来る店舗への移転を考えており、いずれはフランチャイズ店舗の拡大を目指しているという。まずはロンドンから、将来的には英国全土の町にアンパッケージドのお店が広がっていくことがキャサリンさんたちの描く夢だ。

■キャサリンさんにとって「エシカル」とは?

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