就活生がソーシャルメディアを活用することは当たり前の状況になっている。フェイスブックとツイッターを主に使い、続いて「LINE」「mixi」「Linkedln」の結果となった。

SNSを閲覧する頻度も高い。82%が「一日に1回以上」見ていると回答した。使っているデバイスはスマートフォンが最も多かった。就職活動にSNSを活用して良かったことは、「企業情報の収集」が一番で、このほかに、「友人との情報交換」「社員などの書き込みから情報収集」だった。

■意外と少ない、企業人事との交流

SNSを使った就職活動では、企業人事と学生が個人の関係で付き合える点が注目の一つだった。しかし、今回の調査では、「企業採用担当者との連絡」「OB・OG訪問の連絡」が良かった点と答えた学生は少数だった。

「企業情報の収集」が良かったと答えた学生428人に対して、「企業採用担当者との連絡」「OB・OG訪問の連絡」は80人、62人となった。この結果に対して、ソーシャルリクルーティングの春日博文代表は、「企業側がSNSの使い方にまだ慣れていないからではないか。今後は、担当者が慣れていき、コミュニケーションが活発になるだろう」と分析した。

■SNS通じた企業との接点タイミングは

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