調査から、ソーシャルメディアは母集団形成だけではなく、興味・理解度の向上を目的に有効活用する価値があることが分かった。SNSを通じて初めて知った企業があると答えた学生は、69%に及び、就職活動中のどのタイミングでチェックするのかとの問いでは、「説明会・イベントに参加する前」が56%、「選考中」は35%、「内定して承諾検討する際」が9%だった。

企業にSNSを導入してほしいと答えた学生は73%に及び、理由として、「企業の最新情報収集」が47%で最も高く、次に「企業人事との直接交流」が35%だった。「SNS限定の情報収集」と答えた学生は18%で最も低かった。

現在、同社の調査によると3000社が採用活動にSNSを使っている。春日代表は、「企業のSNS対策はますます求められていく。2016年卒の学生の就職活動は開始時期が4年の4月と遅くなるので、学生と企業の接点は少なくなっていく。その中で、SNS上でのコミュニケーションは重要となる」と話す。

今回の調査で、ソー活の現在地が、「企業情報の収集」にあることが分かった。今後は担当者が慣れていき、双方向のコミュニケーションが活発になると春日代表は見る。「フェイスブック上で、学生に質問を募集し、担当者が回答する。このような動きをサポートしていきたい」と話す。

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