同社では2012年4月、創業以来初めて経営陣の交代があり、平均年齢が約10歳ほど若返った。同年7月に社会的課題を解決するソーシャルアクション室を新設し、東北でのツーリング大会や東北産食材の通信販売などで復興支援を行ってきた。

ソーシャルアクション室の佐竹正範室長は、「『課題解決エンジン』というビジョンを掲げ、情報技術で社会の課題を解決していく。社会的課題を解決する団体の取り組みを応援していき、未来志向の課題解決エンジンを目指す」と意気込む。

「エンタメ」や「スポーツ」「時事」分野の記事に比べ、社会問題を取り扱う情報が読まれにくい課題を解決するために、「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」という広告配信技術を使った。閲覧中のページ内容や過去の検索履歴などから、ユーザーに適した社会貢献情報を提供できる仕組みだ。

「これまでは、社会貢献活動に興味のある人にしか響かなかった。今後は、発信力を強化することに加えて、興味を持っている潜在的な顧客とマッチングする精度も高めていきたい」と佐竹室長は話す。


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