宮城大学の学生団体Table For Two Miyagi University（以下TFTMYU）は14日、同大学で「エシカルキャンパスアワード」を開催する。美貌や容姿で決めるコンテストではなく、エシカル度で決めるコンテストは日本で初めての取り組みだ。同大学で、社会貢献活動をする学生団体6組がエントリーしており、未来のエシカルリーダーを表彰する。（オルタナS副編集長＝池田真隆）
主催者の学生団体TFTMYUのメンバー。発展途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む活動を行うTable For Twoプログラムを宮城大学で広げる
同イベントは、エシカルをテーマに学生が国際NGO、著名人、ソーシャルデザイナーたちと自分ができることについて考えてくことを狙いとして企画された。当日は、エシカルな視点を持つ学生たちが社会貢献に対する考え方や、思いをプレゼンテーションし、国際NGOや一般からの投票でエシカルリーダーを決定する。
現在、協力団体である「なんとかしなきゃ！プロジェクト」のフェイスブックページで学生たちのアピールポイントやプロフィールが公開されており、共感した学生団体には、「いいね」ボタンで投票できる仕組みになっている。
エシカルとは英語で「倫理的」「道徳上」という意味を持つ形容詞だ。エコやソーシャル、フェアトレード活動など、環境や社会に良い活動を総称して使われている。同イベントではエシカルを、「あらゆる世界の問題を自分のこととしてとらえ、なんとかするために行動すること」と定義する。
未来のエシカルリーダーを表彰する「エシカルキャンパスアワード」の前には、シンポジウムが行われる。登壇者は、バングラデシュを訪れ現地で感じたことを綴った書籍を出版するタレント藤岡みなみと国際協力NGOシャプラニールの筒井哲朗事務局長、NPO2025PROJECTの福井崇人代表が決まっている。
■日時 10月14日（月）（宮城大学 大学祭2日目）
第一部16:30～17:30 第二部17:40～18:50
■場所 宮城大学 大和キャンパス内 1階講堂
〒981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1
