レジ袋をモデルとしたエコキャラクター「ふくろちゃん」の着ぐるみを作る企画が、クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で立ち上がった。着ぐるみを作って、ゆるキャラグランプリへの出場を目指す。レジ袋削減や5000本以上の植林活動に貢献してきた、エコ界のゆるキャラの挑戦が始まる。(オルタナS副編集長=池田真隆)

ふくろちゃんのゆるさとかわいさに多くの人が癒される

ふくろちゃんは、2009年長野県松本で誕生した大きな目と短い足が特長の小さなレジ袋のキャラクター。性格は、ほのぼのしていて無邪気で優しいが、おっちょこちょいなところがある。

レジ袋削減をテーマの一つに持ち、地元長野県の企業と連携し、子どもたちへのお絵描き教室やお祭りなどの行事で活躍してきた。最近では、タウン誌の4コマ漫画の連載や、ユーチューブやニコニコ動画で情報を発信している。

ふくろちゃんの絵本(3部作)や、はがきや手ぬぐい、エコバックなどの関連グッズを作り、これらの商品を1つ購入するごとに木が1本植えられるという植林活動キャンペーンを展開している。 このキャンペーンでは、これまで5000本以上の木を世界の環境破壊が進む地域に植えた実績がある。

このキャラクターの生みの親は、1979年イギリス・ロンドン生まれのチャールズ・ワードさん(34)。2004年、戦争放棄を掲げた憲法9条に感動し、来日した。長野県松本市で英語講師をしながら、2006年から1年間かけて日本一周の旅に出かけ、著書『チャーリーです、地球人です(本の泉社)』を執筆した。ふくろちゃんは、2009年から描きはじめている。

チャールズさんは、「ふくろちゃんで、レジ袋の大切さやリユースを啓発したい」と話す。ふくろちゃんを思いついた背景には、レジ袋の無駄使いがあると言う。「買い物に行くたびに、レジ袋をもらい、家に大量に余っていた。近所のショップでは、レジ前にレジ袋が大量におかれて、誰でもリユースできる仕組みとなっていた。このように、レジ袋の無駄をなくすことがしたかった」。

今回のプロジェクトで募る資金は、39万円。着ぐるみ製作費用に使う予定だ。締め切り期限は、2014年2月7日まで。

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