日本経済新聞は17日、安部内閣が閣議決定した「防衛装備移転三原則」を踏まえて、近く、三菱重工業が第一弾となるミサイルの基幹部品の対米輸出を行う見通しだと報じたが、今改めてある動画をもとに「戦争」について考えたい。その動画は、子ども支援を行う国際NGOセーブ・ザ・チルドレンが製作したものだ。少女の1日1秒をつなぎ合わせた動画で、冒頭は家族に誕生日をお祝いされ笑顔を見せるが、中盤から戦争に巻き込まれ、終盤ではロウソク1本を消す気力もない表情を見せている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
この啓蒙動画は、「もし、イギリスが戦争に参加したら」という設定で撮影された。無料動画サイトに投稿されると、SNSや各種メディアで紹介され、視聴回数は約3000万回を記録している。
紛争地で犠牲になる子どもを主人公にして、世界に戦争の悲惨さを訴えている。長さは1分30秒あるが、途中から少女の表情が明らかに変化していき、この動画を見た視聴者からは、「心に突き刺さった。戦争は絶対に嫌だ」、「少女の顔つきが変わっていき、怖かった。でも、これが現実」などのコメントが寄せられている。
戦争反対の声は、世界に届くのか。近年では、ウクライナとロシアの対立やシリア内戦、コンゴ民主共和国での鉱物紛争などが起きており、その数は世界で30弱にも及ぶとされている。
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