世界的ソーシャル・ネットワーキング・サービスのFacebook(フェイスブック)は6月2日、「LGBTな」絵文字スタンプをリリースした。レインボーのネクタイを付けた女の子や、同性版のカップル絵など28種類が揃う。これらのスタンプでLGBTプライド月間を祝おうという試みだ。フェイスブック社はLGBTインクルーシブに力を入れており、他にも性別56の選択肢を用意するなどのサービスを行っている。(オルタナS編集部員=佐藤 理来)
今回リリースされたのはフェイスブックメッセンジャー用の絵文字スタンプ。スマートフォン用のアプリで、ユーザーに個別のメッセージを送ることが出来る。ダウンロードできる絵文字スタンプには、フェイスブックオリジナルのキャラクターやスヌーピー、人気ゲームのキャラクターなどもある。
フェイスブックはこれまでにもLGBTフレンドリーなサービスを提供しており、2014年2月には、ユーザーのニーズに細かく対応できるよう、性別欄に56の選択肢を用意した。
2013年6月にも同様のサービスを提供。これは、アメリカ連邦最高裁が結婚防衛法(DOMA)を違憲と判断したことを受けて、同サイト内での気分を表す「feeling」アイコンに、レインボーな気持ち「pride feeling」を選べるようにした。
LGBTプライド月間とは、1969年6月28日に起きた「ストーンウォールの反乱」をきっかけに迫害に対する市民運動が広まったことを受けて、2000年クリントンによって制定された。