取材を行ったのは、田村市復興応援隊の代表を務める、佐原禅さんと渡邊奈保子さん。応援隊の皆様の柔和であたたかい雰囲気の中、事業設立の目的や今までの活動成果、今後の課題に至るまで、具体的に一時間ほど話を聞いた。

復興支援事業というと、彼らの他にも一生懸命に働いている方がたくさんいる。しかし、田村市復興応援隊と他団体を比べてみると少し特徴的な箇所がある。

それは、彼らがあくまでも住民の「サポート」を行うということを一番の目的として活動をしている点だ。「住民が自分たちの地域をこうしていきたいという気持ちがなければ始まりません。行政には行政の役割があります。住民主体で活動することは復興において大きな一歩であり、私たちはその補佐をすること、またそのつながりを大切にしたいと思っています。」と渡辺さんは語る。

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