実際、彼らが行う支援活動では、現地の住民が中心となってイベントを行い、現地の住民とボランティアが交流を行う様子を見受けることができる。

復興支援活動をただ進めるのではなく、現地の方の思いを中心に、人と人との繋がりや地域に対する愛を再生する。簡単なようで難しい、物理的な復興と心の復興のお手伝いを、彼らは行っているのである。

彼らは約二年間支援活動を続けている。佐原さんは「復興」を、ただ震災前に戻すことではなく、都路町が持つ魅力を再発掘して、自分たちの町が宝の山であると住民が自覚することであると捉えている。

これからも活動は続けられる限りは継続するが、最終的には復興応援隊がなくなっても、住民の方々が主体となって、生き生きと住むことができる地域を作るということこそが「復興支援活動」の目標であるという。

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