東京に比べ外国人に触れる機会の少ない宮城県に、ドイツ企業であるエボニックグループの外国人職員が訪れることで、海外に興味を持つ子どもも増えるなど思いがけない影響もある。
エボニックグループは東松島市でこのような復興支援を行ってきたが、一体なぜサッカースタジアムで花束の贈呈を受けたのか。実は、同社は、ドルトムントのメインスポンサーなのだ。
そして、矢本東保育所の再建費は、東日本大震災の直後に開催されたチャリティーマッチの収益金を元にした。このチャリティーマッチは、欧州サッカーチームに所属する日本人選手とボルシア・ドルトムントが対戦したもの。発起人は香川選手で、同社と東松島の橋渡し役となった。
この再建のお礼のため、ボルシア・ドルトムントのアジアツアーにあわせ、安部秀保東松島市長と矢本東保育所の園児2人が来場した。花束を受けとったのは、ボルシア・ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO、エボニックジャパンのヴォルフガング・カスター社長、セーブザ・チルドレン・ジャパンの千賀邦夫事務局長。