「なんとかしなきゃ!プロジェクト」は2010年、開発途上国が抱える問題を一人ひとりに自分ごと化してもらうことで、世界の困難な状況を変えていきたいという思いで設立された。

実行委員会は、国際協力NGOセンター(JANIC)、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所で構成され、国際協力に関する情報発信をするなど啓発活動に力を入れている。

■仕事がある素晴らしさを実感

今回、新たに同プロジェクトのメンバーに就任した広瀬さんは、フィリピンでフェアトレード商品の生産現場を視察。「家やごはん、お風呂に布団、日本では当たり前のものがない生活を目の当たりにして、強烈な印象を受けた」と話す。

「生産現場で働くお母さんが共通して話していたのは、『以前は仕事がなくて生活ができなかったが、収入が増えて生活できるようになり希望がわいてきた』ということ。仕事ができることの素晴らしさを感じた」と言う。

広瀬さんは、妹でモデルのすずさんへの誕生日プレゼントとして、フェアトレードの台本カバーを制作した。

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