のどかな風景が広がる福岡県 大刀洗町(たちあらいまち)。この町では、今年の4月から「大刀洗ブランチ」という町づくりプロジェクトが始まった。


スタッフの井手大さん(24)と江下加奈子さん(22)は今年の春に大学を卒業したばかりだ。東京の大学に通っていた井手さんは、全国公募されていたこの仕事をツイッターで見つけ「学生時代に里山の保全活動をしていたこともあり、将来は地域に近いところで自分を活かせる仕事をしたいと思っていたのですぐに応募した」という。

町づくりと一言で言っても、ウェブ上での町の情報発信や、地元の物産を販売する市場の広報物の作成、市場を盛り上げるための仕組みの企画、またワールドカフェ形式の語り合いの場の運営など仕事は様々。こうした活動を通して、町内に散らばる素敵なモノ・コト・ヒトを思ってもいない関係で結び、新しい価値を生むことが目標だ。

井手さんは学生時代を「自分のアンテナに引っかかると、これは逃したくない!と居ても立ってもいられなくなり行動に移す、という事が多かったように思います。そうして行動を起こしてきた事のほとんどは今につながっているように感じます」と振り返る。
今後、若い二人によって大刀洗町の魅力がどう発揮されていくのか注目したい。


NPO法人地域交流センター大刀洗ブランチ

緑を織る日々 / 井手大