企業のCSR(企業の社会的責任)活動に特化したビジネス情報誌オルタナ編集長の森 摂+オルタナ編集部は10月1日、『未来に選ばれる会社--CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社)を出版する。同書では、企業のコアバリューに「社会的課題の解決」を置き、ブランディングにつなげるノウハウを紹介している。オルタナ編集部はCSRに特化した取材を8年続けており、集大成の1冊だ。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

発売は10月1日で、定価 本体1800円+税

発売は10月1日で、定価 本体1800円+税

同書では、企業は何のためにCSR活動をするのかという命題に挑んだ。CSR活動を訳すと「企業の社会的責任」となるが、その言葉を、「偉そう」「押し付けがましい」「偽善的」ととらえる経営者は少なくない。CSRを社会的責任ととらえてしまうと、「納税と雇用で十分」「発信するのはおこがましい」と考えてしまいがちだ。

そもそも責任(responsibility)は、「response」(反応する)と「ability」(能力)から成る言葉で、その原義は「対応力」である。そのため、同書では、CSRを「企業の社会対応力」と定めた。

社会からの声を聞きながら活動し、企業の「強み」を作り、ファンを得ていく作業を、「ソーシャル・ブランディング」とした。ソーシャル・ブランディングでは、企業のコアバリューに「社会的課題の解決」を置き、経営戦略を考える。詳しくは、同書で書かれている。

ソーシャル・ブランディングのノウハウだけでなく、国内大手・中小、外資系20社の事例を取材した。『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)の著者である坂本光司・法政大学大学院政策創造研究科教授は、同書について、「50年後、100年後でも芯がブレずに成長していて、存在感があり、社会のためになっている会社を目指すためにも、参考になることが多い」と評価した。

企業は何のためにCSR活動をするのか、メリットは何か――このような疑問を抱くビジネスパーソン・大学生らにぜひ読んでほしい一冊だ。

『未来に選ばれる会社--CSRから始まるソーシャル・ブランディング』

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