「やりたいことってどう見つけるの?」「好きなことして生きていけるの?」――。こう悩んでいる大学生におすすめなイベントを紹介する。一般的な就活セミナーに違和感を抱いている人にこそ来てほしい、オルタナティブな「就活セミナー」だ。(オルタナS編集長=池田 真隆)
■自分をさらけ出す「対話」で自己発見
まちづくりを通して人材育成を行うFoundingBase(ファウンディングベース)は11月25日、東京台東区で「シゴトカイギ」と題した大学生向けのを開く。ゲストは、元藤沢市副市長や日本マイクロソフトのCSR担当者、学生起業家など10人。記念すべき10回目の開催となる。
このイベントで大切にしていることは、ゲストによる一方的な講演ではなく、参加者との双方向的な「対話」である。参加者が「おじゃまします」とゲストの懐に入り、深い対話をすることを目指した。1人のゲストに対して10人ほどで集まり、お互いの価値観や人生観などを話し合う。
対話で自分をさらけ出すことで、やりたいことを見つけていく。ゲストは、市川力・探研移動小学校主宰・ジェネレーター、車庄三・ヤヤキタ農園園主、篠崎ロビン夏子・TECHRISE Founder、寺田ユースケ・HELPUSH代表、藤間豊・藤沢市元副市長、福井健・FoundingBase 人事、丸山裕太・Hair Lounge EGO代表・国際美容ボランティア協会代表理事、吉村光八・NiCOLA代表、龍治玲奈・日本マイクロソフト法務・政策企画統括本部政策企画本部渉外・社会貢献課長、wasabi・英日翻訳家/ディレクター/ドイツ移住・起業コンサル。
シゴトカイギは11月25日、13時から17時30半(終了後懇親会)。会場は、「いいオフィス」(東京都台東区東上野2丁目18−7 共同ビル上野 3F)。参加費は1500円で懇親会込で2500円。ペア割は2500円/懇親会込4000円。申込はこちら。
■「生き方を、つまみぐい。」
ボランティア活動を通して人材教育を行うNPO法人iPledge(アイプレッジ)は12月2日、LiFE BUFFET’17(ライフビュッフェ)を東京新宿で開く。このイベントは、「生き方を、つまみぐい。」をコンセプトに、自分らしい働き方や暮らし方を見つけることを目指す。留学や就職、転職、独立、結婚など、一歩踏み出せない人へヒントを与える生き方の教室だ。
ゲストには、フォトグラファーの戸高元太郎氏、薪屋とみながの富永紘光さん、映画配給会社 セテラ・インターナショナル配給宣伝担当の只野友里加さん、ファシリテーターの青木将幸さんの4人を迎える。ピンポイントで話を聞きたいゲストの時間に参加することもできる。
終了後には、ゲストも参加した懇親会を開く。オーガニック野菜を中心とした軽食とドリンクが用意されている。
LiFE BUFFET’17は12月2日、11時から19時半。会場は、神楽坂LOOSE(東京都新宿区水道町1-1)。参加費は、学生は1コマ1000円で2コマ以上で1500円。社会人は1コマ2000円で2コマ以上は3000円。NPOiPledge会員または活動経験がある場合は学生は1コマ500円で2コマ以上で800円、社会人は1コマ1000円で2コマ以上で1800円。青木さんのコマのみ参加する場合は、学生は1500円で社会人は3000円。申込はこちら 。
■生きづらさを抱える大人にも
d-career(ディーキャリア)は12月2日、発達障がいがある社会人向けに強みを生かす自己啓発セミナーを開く。同セミナーには、発達障がいがありながら活躍するゲストを迎える。生きづらさを感じている当事者が強みを生かすにはどうするのか話し合う。
ゲストに迎えるのは、発達障がいがありながらも活動を続ける3人。著書の累計販売数は5万部に及び「発達障がい経営者」として知られるアズ直子さん。不登校やひきこもり向けに、お互いのいいところを探して応援するワークショップを開いている冠地情さん。聴覚障がいとADHDがある「くらげさん」と発達障がいがある「あおさん」の障がい者夫婦が登壇する。
同セミナーはすでに満員だが、ライブ中継を行う予定。詳しくはこちら。