化粧品の動物実験の残酷さから、多くの先進国で禁止する法案を採択または、審議している。各国では動物実験に変わる代替法の研究・開発が進む。日本国内でも代替法に対して助成金を支払う企業なども出てきている。

マンダム
マンダムでは、製品等の安全性確認において、ヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト踏)および、動物実験代替法を活用すると共に、外注委託を含めて動物実験を禁止している。また、日本動物実験代替法学会を通じて年額250万円の「マンダム動物実験代替法国際研究助成金」を代替法技術開発のため支援している。

資生堂
2013年4月以降に開発する化粧品・医薬部外品に対して、外部への委託を含め動物実験を廃止する決定をした資生堂では、2014年11月21日より動物実験を用いずに科学物質のアレルギー性を調べることができる皮膚感作性試験代替法「h-CLAT(エイチクラット)」の特許使用を無償化すると発表。

ラッシュ
1995 年の創立以来、化粧品の動物実験に反対しているほか、2012年より毎年総額25万ポンドを動物を使用しない安全性テスト方法の開発、普及に関わる個人・団体に授与する「LUSH PRIZE(ラッシュプライズ)」を通して、代替法開発の後押しを実施している。

動物愛護週間を機に、エシカルな消費が動物の犠牲を減らすことについて考えてみてはいかがだろうか。

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