つながる合宿実行委員会は、岩手県陸前高田市で、若者の自立支援になる自動車免許合宿を実施する。同合宿では、高田自動車学校と地域のりんご農家と提携。参加者は、免許を取得でき、就農体験もすることができ、社会に出ていく基礎力を育む。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

自信を失った若者が少しずつ社会に向き合っていけるようにプログラムを設計した

自信を失った若者が少しずつ社会に向き合っていけるようにプログラムを設計した

合宿の期間は19日間で、2つのプログラムが用意されている。一つは、運転免許の取得プログラム。もう一つは、社会参加型自立支援プログラム。同プログラムは、若者の自立支援を行う認定NPO法人育て上げネットと共同で開発した。

参加者の仲間意識を高めるワークショップや、陸前高田の名物「米崎リンゴ」の農園で就農体験などをする。収穫したりんごの販売までも行う。

内閣府が定めた平成26年度版「子ども・若者白書」によると、若年無業者数は約60万人を超えている。同合宿では19日間、専門の支援員が若者たちによりそい、状況に合わせて心身のケア・サポートをする。対人関係に悩んでいたり、自信を失いがちな若者たちの心を開き、社会に向き合うように支える。

同合宿を企画した、つながる合宿実行委員会は、一般社団法人SAVE TAKATA、陸前高田市、博報堂など複数の組織からなる。若年無業者と担い手不足に悩む過疎地域の農家をつなげ、移住・定住のきっかけをつくりだす。

日程は、第1期が10月12日~10月30日、第2期が11月4日~11月22日、第3期が12月1日~12月19日。参加費は、27万5400円。参加申し込みは、一般社団法人SAVE TAKATA内つながる合宿実行委員会まで。

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