まず、オイシックスのTFTプロジェクトの仕組みは、TFT対象商品の売上の3%がNPO 法人 TABLE FOR TWO Internationalを通じて寄付金として送られ、開発途上国の子どもたちの給食に充てられる、というものである。
同社は「給食室をつくろう!」という活動も行っており、これまでルワンダとケニアの2つの幼稚園に、オイシックスのお客さまから集めた寄付金で給食室を設立した。
オイシックスのTFT対象商品の基準は「日常的に食べるもの・継続して食べ続けることができるもののうち特にヘルシーなもの」としている。「Vegeel(ベジール)」(1日に必要な緑黄色野菜が2倍入っているオイシックスオリジナル野菜ジュース)「青汁つづく コラーゲンプラス」「はちみつりんご酢+Fe」「くびれ生活 キャロット&アップル」などの商品をTFT対象商品として扱っている。(2015年10月現在)
福嶋さんご自身はオイシックスでデザイナーとして働いている。そこで、当時のTFTメンバーから、デザイナーが欲しいという勧誘を受けたのがTFTプロジェクトに参加するきっかけとなったそうだ。
だが、参加の一番の理由はTFTの相互関係の理念に共感したからだという。TFTはただ単に寄付金を与え続けるだけではなく、開発途上国への支援ができると同時に、自分たちもヘルシーになれるのである。
TFTの魅力は、この相互関係にある。開発途上国の子どもたちにも、先進国の私たちにもメリットがあるため、誰でも気軽に社会貢献できるのである。つまり、TFTは社会貢献活動のあり方の幅を広げたと言える。
私たちは今、山梨学院大学でTFT活動の実現に向けて取り組んでいる。「開発途上国の恵まれない子どもたちへの支援だけではなく、自分たちもヘルシーになれる」という理念をしっかりとプロモーションし、より多くの学生に気軽に社会貢献ができる環境を作っていきたい。
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